ブラック企業の社員を奴隷にするプロセス
お疲れ様です。
ランナーガールです。これは、私が日系航空業界からブラック企業に転職した時の実体験です。人が次々に辞めていくブラック企業で、社員はどのようにして会社に洗脳され、壊れていったのかを紹介していきます。
【コンテンツ】洗脳~動けなくなるまで
- 社長や上司から、昼も夜も毎日のように高級料理店に連れていかれる
- 上司(ヒステリー上司)を褒めたたえ、尊敬の言葉を述べる
- 新人が「教えてください」って言ってきた時、上司はヒステリーを起こす
- 失敗やミスは、全員である事ない事話を膨らませて、徹底的に叩いてつるし上げる
- 部下が残業や土日出勤を断ったら、自分の時間を持つ事は「悪」を徹底的に教え込む
- 外の世界との出入りを塞ぐ
- 【まとめ】自分を大切に。そして人との繋がりを大切に
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社長や上司から、昼も夜も毎日のように高級料理店に連れていかれる
仕事が終わってなくても、忙しくても、この食事会に参加しなければなりません。
病院や先約の予定があって断ると上司に何日にも渡って叱られます。
また、それでも断り続けると今度は、全体会議中のイジメの標的にされます。
社長・部長が率先してイジメを始めます。無視や出来ないような仕事を「今日中に」と言ってやらせ、その仕事は「これ意味なかったわ」と言って、提出した成果物を捨てます。メリットは食費はすべて会社の経費です。
上司(ヒステリー上司)を褒めたたえ、尊敬の言葉を述べる
私の直属の上司は過去、何十人もの部下の心を傷つけて退職に追い込んだ、ヒステリーを起こ48歳独身ヒステリー女上司。モンスター上司でした。
何を食べたらそんなに大きくなるんだろう?というくらい身体が大きい生き物でした。
この48歳独身ヒステリー女上司は、社長、女部長の友達でした。
性格が異常で退職者を何人も輩出させても、女部長・社長にゴマをすって気に入られていたので、何があってもヒステリー上司は「悪くない!」と守られます。
その為、ヒステリー上司について聞かれた時は、本当の事を言うと社長や女部長から逆に叱られます。このモンスターに対し、常に「良い上司です。尊敬してます!」と答えなければなりません。
新人が「教えてください」って言ってきた時、上司はヒステリーを起こす
ヒステリーを起こす女性は、自己愛が強く、他人に対しては厳しく当たり散らすという性質があります。そして、それが許されて当然だと勘違いをします。
私の上司だったヒステリー女独身上司は、わからない事を聞いた時、間が悪かったら、その質問が自分への攻撃だと感るようでした。急に頭に血が上ったように大きな声を出し、被害妄想を口に出し八つ当たりを始めます。
・ヒステリー先輩が間違った事、
・社員やクライアントの悪口を永遠聞かされても、
・クライアントからヒステリー先輩じゃ話にならないから、あなたが担当になってくれと言われても、
それを悟らせないようとにかく同調します。必要最低限以上の会話や接触は控えておきましょう。見て見ぬふりです。正義感のある人はこの時点で辞めていきます。
失敗やミスは、全員である事ない事話を膨らませて、徹底的に叩いてつるし上げる
店舗オープン・展開商品は無計画に始まります。
高い時給を提示し、急募でスタッフ採用し、わずか1週間で無理やり店長にさせます。店舗オープン当日まで、「何の商品がいくらで展開されるか」「メニューは何か」「オペレーションはどうするか」を現場のスタッフに共有しません。
スタッフに知らされるのはオープン日当日です。そのため失敗も多発します。
スタッフは全ての大切なお客様に、最大限のおもてなしと心を込めて、お出迎えとサービスを提供します。
そんなスタッフにミスや失敗、全て店長やスタッフのせいにします。スタッフが反論したり教えてほしいと聞くと、「生意気だ」と叱責し返事をしません。
しまいには『何も考えないで仕事やってるの?』と人間性を否定してきます。
心持った大体の人間は、ここで沈み、壊れます。
正常な判断力をなくし、死んだ目で仕事をする事となります。
部下が残業や土日出勤を断ったら、自分の時間を持つ事は「悪」を徹底的に教え込む
社歴2年以上の社員は月曜日~日曜日まで働きます。
1か月通して、フルで1日休みという日は無いです。
私は、前職の航空業界では、基本「休日は出社しない」というルールでした。出社するには、上長やその上の上司まで長い道のりの承認が必要でした。
事務所移転や海外出張の前日等に出勤で、3か月に1回あるかないか。
ブラック企業は/土日祝日出勤しないと、鬼のように電話や連絡が来ます。
平日にできる仕事も、急に「土日にやってください」と連絡が来て、無視すると、週明けに恒例のつるし上げが始まります。
体調が悪くて病院に行きたいため、残業30分して上がろうとしたら、「そうゆう甘い考えは通じませんよ」とヒステリー先輩に言われました。
私はこれをICレコーダーに録音してあって、この会話は今も残しています。
1か月に1日で良いから休みたい。という人は休めないので、多大なストレスにぶち当たります。
外の世界との出入りを塞ぐ
感情を無くし、正常な判断力も無くなり、ロボットのようなイエスマンとなった社員。
こうなると、ブラック企業はどんどんこの社員を働かせます。NOと言わないからです。
しかし外部と接触して洗脳が解けそうになり、「脱出しなければ!」と動こうとすると、「社長が率いる謎の社員旅行」「君に期待していた」「逃げるのか」「会社に迷惑が掛かる」と畳み掛けて出口をふさぎます。
休日も与えず、外部とも接触させず、再び闇の世界で人間として壊れていきます。
【まとめ】自分を大切に。そして人との繋がりを大切に
このプロセスで、私は壊れました。そんな時、助けてくれたのは。
・同じ思いをして、早い段階で洗脳を解いた同僚
・「なんかうちの会社おかしいよね?」って同じ感覚を持った、店舗の同僚。
・家族
・趣味で繋がっていたテニスやランニング仲間
気づいてくれていました。声をかけてくれました。
洗脳されても、昔からの仲間や同じ境遇に合った人は、出口まで導いてくれます。
ブラック企業に居る人は、外部の人との繋がりは切ったらだめです。人と繋がる事を大切にしてください。
全部私の実体験です。
心が病んで、身体が鉛のように重たく動けなくなり、休職した時は、支えてくれた方々に感謝してもしきれないくらい、助けてもらいました。
次は、感謝の連続についても書いてみたいと思います。
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